町田音楽ネットワーク
今月の音楽人
(44 2005年3月号)
何も存在していない所に人の心を動かす「モノ」を創り出す。
その「モノ」には誰も触る事ができないし終わればその存在は消えてしまう。
そんな「モノ」をこの地域で創り出してきた人々を紹介していきたい。
― シンガー・ソングライター 磯 裕子 さん ―
「私、近所の子供たちに評判の歌の上手なおばあちゃん(!)になりたいんです。とにかく歌うことが大好きで、ずっと歌って行きたい。でも、実はもともと人前に出るのがすごく苦手で、緊張しやすくて、ライブ活動を始めた最初は大変でした。」と明るく語ってくれる今月の音楽人はシンガー・ソングライターの磯裕子さん。今回、初めてのソロアルバム「虹のかけ方」をリリースしたばかり。 磯さんは横浜市長津田の出身。小さいころから歌うことが大好きで、町田市を拠点にしていたミュージカル劇団「音楽座」の大ファンだった。だから、一番影響を受けたミュージシャンは音楽座の看板女優だった土居裕子さん。 やがて、高校時代には、先輩と2人組みのユニットを組んで路上で歌い始める。担当は歌とピアノ。そして、音響の勉強をするために進学した専門学校時代を経て、アコースティックユニット「ひかる」のメンバーとして積極的に活動を開始する。路上ミュージシャンが集まる相模大野や本厚木の路上をステージに、オリジナル曲も少しずつ作りためていった。 ところで、町田は?「あんまり路上ミュージシャンに良い環境じゃないし、やりにくかったんです。それに、友人が多いから恥ずかしくて。」ということは、恥ずかしさと歌いたいというアンビバレントな気持ちとまだ格闘していた頃。 2002年、この「ひかる」にいきなり海外公演の話が持ち込まれる。韓国ソウルの日本大使館ホールで行われたイベントのオープニングアクト。満員の聴衆が磯さんたちの歌によろこんでくれた。初めて行った海外がライブとはうらやましい。 2003年、ソロ活動開始。そして、今度はライブハウスが磯さんのメインステージになった。緊張しやすい自分を改善すべく、今まで精力的にライブをこなしてきた。これからもこのエリアだけに限らず都内や違う地域でもライブをたくさんやって自分の歌を皆さんに届けたいと意欲もたっぷりだ。 磯さんは、曲を作る時も、ライブで演奏する時も、歌を聞いてくれるみなさんの心に虹をかけたいと思っている。「悩んでいる人や落ち込んでいる人が落ち着けるような歌、親しみを感じられるような歌を届けたいんです。」「不器用な私だから感じること、にじみ出るような思いを詩やメロディーに乗せて伝えたいと思っています。」 「♪夏の空にたった一つ 小さく輝く星 流れる雲に隠されても あきらめたりしない あんなふうになれたらいいな しっかり前を向いて♪」(「はじめの一歩」) 「♪負けないで自分に、自分の心に、私達の旅は始まったばかりだよ 信じて自分を。生まれたことが それだけでスゴイって思えるから♪」(「旅は終わらない」)」(文:城川隆生) そんな磯さんのライブスケジュールをご紹介↓ |
3月 | 6日 | 日 | @町田westVOX 「虹のかけ方レコ発ライブ」 open/17:00 start/17:30 ticket/\1500(w1D) ↑CDの帯に付いている招待券・またはCD予約票をお持ちの方は ドリンク500円のみで入場可 1stフルアルバム「虹のかけ方」 VXCN-3001 発売元:VOX Label 収録曲:始めの一歩、愛の星、愛してると言って、Special Day、他/全16曲入り ¥3150 (全国有名CDショップでお買い求めいただけます。店頭にない場合は注文になります。) |
13日 | 日 | @御茶ノ水KAKADO | |
18日 | 金 | @厚木SAVOY | |
19日 | 土 | @大和Hagin's Bφ | |
4月 | 24日 | 日 | @下北沢BIG MOUTH |
30日 | 土 | @群馬TRUST55 |