町田音楽ネットワーク
今月の音楽人
33 2004年 4月号)

何も存在していない所に人の心を動かす「モノ」を創り出す。
その「モノ」には誰も触る事ができないし終わればその存在は消えてしまう。
そんな「モノ」をこの地域で創り出してきた人々を紹介していきたい。


―  シンガー 中野渡 章子 さん 


 「置かれた状況の中でやりたいと思ったことや好きなことをやってきたし、これからもやります。」 「ジャズのスタンダードも大好きだし、スタンダードポップスもボサノバも好き。ゴスペルもクラシックも、ロックも大好き。これだけなんて選べないです。歌いたい歌を歌いたいように歌っています。」・・・・・ポジティブ、そして柔軟な姿勢で音楽に取り組む音楽人。今月の音楽人は座間市出身のシンガー中野渡章子さん。
 
 中野渡さんは「ジャズシンガー」という肩書きで語られることが多い。でも、それでは中野渡さんのすべてを表現することはできない。現在は、ソロシンガーの他、「スイング・ワン」(一番下CDジャケット)、女性2人のコーラスデュオ「ブラザーシスターズ」として都内近郊ライブスポット、レストラン、イベント等に出演している。これだけでも盛りだくさんなのに、まだまだある。教会のソリスト、ゴスペルシンガー。どこかの結婚式で中野渡さんの歌声をお聞きになった方もきっといるはずだ。そして、県立横浜平沼高校非常勤講師(もちろん音楽)。座間市内では座間市音楽連盟所属の声楽家であり、保育園や小学校でリトミックを教えるというボランティア活動までしているのだ。
 
 中野渡さんのお話から伝わってくるのは、いろんな経験をして、たくさんのすばらしい人達と出会い、それを自分の人生の糧(かて)にしたいという強い思いだ。そして、「歌」という表現を豊かで魅力的な人間性から生み出すものにして行きたいという目標がある。
 
 経験と言えば、中野渡さんの国外経験もユニークだ。アメリカやヨーロッパはクラシック・ジャズ・ゴスペルという活動履歴を考えれば不思議ではない。今まで、どこの国が刺激的だった?という質問に、答えはパキスタンとニューヨーク・ハーレム。パキスタンへは高校生の頃から何回も行っている。しかも「地球の歩き方」パキスタン編の著者で登山家だった 故 広島三朗 氏とともに。そんな強烈でコアな体験も中野渡さんの肥やしになって行く。そして、型にはまらない柔軟性を持った音楽人 中野渡章子さんがいる。
 
 「自分の活動をもっと広げられたら良いと思っているんです。」
・・・・・どこまで行くんですか!?(文:城川隆生)

【2004年4月のライブ予定】
 4月9日(金)赤坂カナユニ(レストラン)
  03-3404-4776 港区元赤坂1-1 中井ビルB1
  Brother Sisters(vo.)+藤野聡(p.)

 4月19日(月)菊川なぁ〜じゅ(ライブハウス)
  03-3635-8366 江東区森下5-20-3 ローソン隣2F 
  日高弘(Drs.)小林創(p.)加藤真人(b.)Brother Sisters(vo.)
   http://www.d1.dion.ne.jp/~nage/

 4月23日(金)赤坂カナユニ(レストラン)
  03-3404-4776 港区元赤坂1-1 中井ビルB1
  Brother Sisters(vo.)+藤野聡(p.)

 4月27日(火)野毛ル・タンペルデュ
  045-242-9777 横浜市中区野毛町2−78−18
  投げ銭ライブ!桜木町野毛3丁目交差点右折野毛本通り2筋目右折、右側
  タカパーチ(p)中野渡章子(vo.) 特別出演 IKUO三橋
 
(大道芸人であり、ル・タンペルデュのオーナーである三橋さんのオリジナル曲ライブ!!!)


上士幌町バルーンフェスティバル
(北海道帯広)
一緒にゴスペルを歌っているCliffとVeta
SWING-ONE
全曲オリジナルのCDアルバム
「ONE SMALL WORD」
ゲストmusicianにクラリネットの花岡詠二も参加した
アコースティックなJAZZアルバム

ACHO-0028

=> 中野渡 章子HP


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